デビットカードを使うと何が便利?

デビットカードの歴史

デビットカードが日本で始まったのは、1984年のことです。当時の大蔵省が最初の通達をだして以降、各地で当時は「銀行POS」「バンクPOS」と呼ばれるデビットカードのサービスが始まりました。しかし、デビットカードの利用者には事前に口座振替依頼書の提出を行わせるなどの手続きが必要だったこともあり、なかなか一般市民向けには普及することがなかったのです。

そして1997年にデビットカードの普及を目的として銀行POSに対する規制が緩和されたことで、業界もデビットカードの普及に動き出しました。旧富士銀行の出身者を母体とした組織が生まれ、デビットカード推進協議会がたちあがると、具体的なシステムの検討が始まり、2000年3月「J-Debit(ジェイデビット)」という名称で、本格的なデビットカードサービスが開始されたのです。

かつても現在も、デビットカードと言う名称の専用カードは存在せず、銀行のATMカードがデビットカードを兼ねることが多くなっています。これもJ−Debitの普及を促進するための方策の1つでした。なお、デビットカードはお金を所持していなくても買い物ができるという点でいえば、クレジットカードと変わりません。

ただし、それぞれのカードの決済システムは全く違います。デビットカードは銀行口座に直結しており、カードを利用して買い物をすると即座に銀行口座からお金が引き落とされます。従って、現在所有しているお金から支払うことになり、使った分だけ口座のお金が減っていきます。つまりデビットカードは銀行口座にあるお金を使用するため、所有しているお金の範囲内で利用できるという、利用者の安心感があります。これもデビットカードサービスが定着するに至った要因の1つです。